トイレの水漏れは緊急事態
便利になった世の中、一日や二日台所やお風呂場などの水回りでトラブルが起こって使えなくなってもあまり不便は感じないでしょう。食事はコンビニやファミリーレストランがあり、お風呂だって銭湯があります。しかし、トイレだけはそうはいきません。一日使えなくなっただけで大問題です。まさか催すたびに近くのお店までトイレを借りに行くわけにもいきません。トイレで水漏れが起きて、安心して使えないということは、道端で用を足してしまうわけにいかない日本に住む私たちにとって、かなりの非常事態であり、緊急事態なのです。気づいたらすぐに原因を突き止め、それに対して適切な処置を取らなければなりません。
トイレの水漏れの原因
トイレの水漏れの原因のほとんどが、各部品の経年劣化によるものだと言われています。トイレを構成するのは、便器、タンク、パイプ、床、あればウォシュレットなどですが、これらは見ればわかるように別々に機能しているわけではなく、連結して初めてトイレとしての役割を果たすのです。問題はこの「連結」という部分です。どうしてもそこは劣化しやすくなっており、そこが水漏れの原因個所になることが多いのです。
これらの中でも最も問題が発生しやすいのが「タンク」です。使用するたびに大量の水が出入りし、かつその中には色々な部品が無駄なスペースなく設置されています。どうしても劣化のスピードが速くなってしまうのです。
- 原因1.トイレタンクの機能不全
- 原因2.給水・排水パイプのジョイント部の機能不全
- 原因3.ウォシュレットの機能不全
- 原因4.便器自体の欠損
トイレが水漏れ!いざという時に。
トイレの水漏れへの対処法で最初にやるべきは、被害拡大の阻止=水道の元栓を締めることです。これが開いたままだと、作業するにも何をするにも不便ですし、被害は拡大する一方です。そしてその次に見るのがトイレタンク。トイレタンクは経年劣化のスピードが最も早く、それゆえ問題が発生しやすい場所でもあるのです。タンクの中でいつまでたっても小さな水音がしていたら、タンク内の部品が機能不全になっている可能性大です。「タンクの水漏れ」ページを見ながら、問題を検証、解決していきましょう。
ところで、水道料節約のためにタンク内に水の入ったペットボトルを入れる人もいますが、トイレタンクはできるだけ小さいサイズで最適な機能を発揮するために作られたもの。空いたスペースも必要なスペースで、そういう「改造」のようなことをしてしまうと、部品が機能不全を起こしてしまいますので、あまりお勧めしません。
タンク、パイプ、便器など一通り調べてみても原因が分からない時は、深追いせずに信頼できる業者を呼びましょう。
トイレで水漏れ!自分でできる事とできない事
家の中に水回りは数多くあれど、一日でもその機能がストップしてしまって困るのは、やはりトイレです。家族みんなが使う場所で、しかも一回や二回ではありません。ただでさえ、1つしかないトイレを取り合ってる状況なのに、その唯一のトイレすら機能しなくなってしまったらと思うと……ぞっとします。非常事態かつ緊急事態です。
トイレの水漏れは、確かに専門的な工具や技術が必要だったり、場合によっては便器ごと交換するなどといった、業者を呼ばなければどうにもならないケースも存在しますが、前述したとおり非常性も緊急性も高いトラブルですので、出来る限り自分でパパッと修理してしまいたいものです。自分で修理する時のチェックポイントを箇条書きにしておきましたので、業者に頼む前にまずはぜひとも一読を。
トイレは使えなくなってしまうものの、被害をそれ以上拡大させないためにもまずは「水の元栓を締め」てください。
タンクはトイレの中でも最も部品の多い場所、なのでトラブルも最も多い場所です。タンクの外側にひびやキズがあればそれも問題ですが、大抵がその数多くある部品のうちのどれかが機能不全をおこしているケースに当てはまります。
タンクにはスペースがあるので、ちょっとぶつかったことが原因で部品が定位置からずれてしまったことが原因になっていることもあります。「トイレタンクの水漏れ」ページを見ながら、確認すべき部分をチェックして、原因を特定しましょう。場合によってはその場で直せてしまうこともあります。
細かい部品が一番多いのはこのウォシュレットです。部品が多い=トラブルが多い、です。また同時に結合部も多くなるので、どうしても汚れがたまったりなどして、水漏れを起こすことがあります。詳しくは「ウォシュレットの水漏れ」をご参照ください。
以上の水漏れ対処法で原因解明や問題解決に至らない場合は、素人考えでいじってしまうと逆に状態が悪化する可能性もあります。トイレタンクで水漏れの原因を見つけて解決したのに直らない……と思ったら作業中に別の部品の場所をずらしてしまっていた、なんてことにもなりかねませんので注意しましょう。
タンク、便器、パイプそれ自体の破損が原因で水漏れしていたり、方々尽くしてみたにもかかわらず原因が分からないにもかかわらず、便器と床の間から水が漏れたりしているケースでは、専門の工具や技術、場合によっては便器丸ごとの交換などが必要になることもあります。素人仕事で無理に解決しようとすると、逆効果を生むこともありますので、その際は水道業者に依頼をかけることをお勧めします。
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